—カレンダーDM 1・2月のご紹介-
2022年の季節のお便りは、「花札」をテーマとしてお届けいたします。 花札は、その名のとおり花が描かれた日本の遊戯札で、別名「花かるた」とも呼ばれています。 その原型は安土・桃山時代にまで遡り、ポルトガルからキリスト教やカステラ等とともに南蛮カルタとして日本へ伝来しました。 ポルトガル語でカードを意味する「Carta」がカルタの語源です。 南蛮カルタは、1~9の数字にジュニア、クイーン、キングを合わせた12枚に4種の絵柄の48枚。 一方の花札も4枚1組、何月かわかるように1月から12月を表す花が描かれた48枚の絵札です。 1月、2月の絵柄は「松に鶴」「梅に鶯」。 1月 息災を願うめでたいもの 「松」針葉樹の松は寒い冬にも青々とした葉を茂らせることから、不老長寿を意味する縁起物 「鶴」その美しい白さから長寿を連想させるため、不老長寿を意味する仙鳥 2月 目と耳を楽しませる優雅なもの 「梅」花見といえば元々は梅を愛でるものであったように、鮮やかな色で春の訪れを告げる花 「鶯」鶯声という言葉があるほどの非常に美しい声で、私たちに早春を教える鳥 美しいものに心を通わせる健やかな2022年でありますよう、 心よりお祈り申し上げます。