—カレンダーDM 3・4月のご紹介-
こんにちは。
寒かった冬も過ぎ、少し気温も温かくなり春も近くなりました。
今年は桜の開花も早く、滋賀県でも早くも咲きかけています。
さて、2021年は、「日本の伝統色」をテーマにしてDMカレンダーをお届けしています。
日本の伝統色とは、日本文化特有の色彩感覚に基づいた色や日本の伝統的な名称が付けられた色のことを言います。
今回の3月・4月のデザインは春に関係する
の2色をご紹介いたします。
桜色は、山桜の白に近い淡いピンクの花びらと赤い若芽の色が遠目に混じったほのかな色を喩え表現した色です。
桜の花びらのようにとても淡い色合いで、散り際のはかなさのような美しさがあります。
平安時代、白色と赤色の組み合わせで 「桜」というかさね色目も用いられてきました。
当時の人々はこの2色の着物を重ねて出来る淡いピンク色を、 桜の色として日常に取り入れ楽しんでいたそうです。
また、薄浅葱色とは薄い藍染めの色を若い葱の葉に喩えた色です。
木綿が普及した江戸時代では藍染めが盛んに行われていました。
日本の伝統色の中には
などこの藍染めに由来する色名が数多く残っています。
大宝律令の禁色により使用できる色が限られた時代の中、工夫して様々な色を楽しんでいたことが伺えます。
ところで日本で古くから愛されている桜色ですが、西洋でもピンク色は健康や幸福を象徴する色とされ、愛されています。
皆様に幸運が訪れるよう願いをこめて桜のカレンダーをお手元にお届けしています。
早春の息吹を感じる昨今、お体を大切に、どうぞお健やかにお過ごしください。
次回のデザインもお楽しみに。